2015年11月16日

個人投資家向けの本:エンダウメント投資戦略

エンダウメントとは、大学財団のことで、この本のサブタイトルに入っている通り、アメリカのハーバードやイェールなどの大学財団が得た寄付の運用がどのようにされているのかが書かれています。

最初、タイトルだけ見た時は、日本の大学の運用失敗のことが頭をよぎったのですが、読み進めるうちに、

規模こそ違うものの、個人の資産運用にもエンダウメント投資戦略は有効で、あまりにもぴったり当てはまるのが新鮮でした。

大学の寄付金の運用と個人資産の運用はどちらも人のお金ではない、返す必要のないお金で、長期で利益を出しながら運用できるのです。

 

私は、個人で資産運用をする際に基本となる考え方は、「3階建ての家を建てましょう」と説明しています。

1階は雨風凌ぐのに必要な部分。お金で言えば毎日の生活のためのお金、貯金です。

2階は1階よりもより贅沢な空間。日当たりよい空間、風通し、見晴らしを手に入れるための空間です。

お金で言えば、余裕資金ですが、2階部分が1階部分をえぐり取るようなことがあっては困るお金です。そして、「あると良い」お金でもあります。

3階はより贅沢な空間。趣味の部屋を作ってもよいかもしれません。

そんな空間に当てはまるお金は、FXでもデイトレでも、リスクを取れるお金。

 

3階がなくなっても、1,2階で暮らしていくことはできますが、

3階が火の元になって1階部分まで全焼などということになっては住む家がなくなってしまっては困ります。

 

このような考え方も明記されており、ここ数年、日本の方のお金に対する考え方に触れる仕事をし、私が考えていたことがきれいにまとまり、言語化されている本でした。
住む家が、その人にとって居心地が良い空間であるように、お客様の人生のスタイルに合わせた資産作りをファイナンシャル・スタイリストとしてお手伝いしていきます。

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