2015年07月21日

東日本大震災被災地訪問~宮城県石巻市

震災後、初めて東北地方に行きました。
今回2箇所の被災地をめぐり、その爪あとと復興の様子を実際目にすることができました。

まず、石巻から。
5月30日に全線開通した仙石線に乗って、仙台から石巻入り。

sensekisen
震災の被害で沿岸部の線路が流され、高台に移設された陸前大塚駅-陸前小野駅間などを通り1時間ほどで到着します。

高台に移設された部分は、山を切り崩して造成されたエリアを部分を通るので、人の気配が感じられません。

これから、駅前などに少しずつ商店ができたりするのでしょう。
石巻について、まず日和山公園に向かいました。
hiyoriyama

日和山公園は、眼下に石巻の港が広がる高台ですが、3月11日はここに多くの人が避難して津波から助かった地です。
震災前には多くの家が立ち並んでいたようですが、今はお寺や工場がポツポツとある程度。
公園で、ハーモニカを吹くおじさんに遭遇し、3月11日の様子を話してくださいました。
東京出身の奥様をなくされ、釣りの仲間もなくし、自分も津波に流されたけれど一人残ったのだそうです。
奥様のご遺体が見つかっても、津波にのまれて亡くなった奥様のお顔を見ても、認識出来ず、最後はDNA鑑定になったと。
美しい自慢の奥様が変わり果てた様子で見つかり、現実を受け入れるのに時間が掛かったのでしょう。

そして、石巻ニューゼへ。
震災発生後も、地域の新聞として壁新聞を発行した石巻日日新聞の施設です。
こちらでも、震災を経験した館長さんが熱心に説明をしてくださいました。
館内に展示されている壁新聞から、被害の状況が刻一刻とわかる様子、支援が次々に入ってくる様子をうかがい知ることができます。

今回、石巻に行って感じたのは、生と死の境目の存在。
自分の大切な人は亡くなり、自分は残った、非情な境目です。
彼らは何も罪ないのに。
そして、今も苦しんでいらっしゃいます。
私達が今できることは、被災地を訪問して、彼らの話を聞くことだというのを痛感しました。

それでも、石巻は着実に復興していると感じ取ることができたのです。

<陸前高田訪問に続く>

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