2015年07月24日

東日本大震災被災地訪問~岩手県陸前高田市

被災地訪問、2箇所目は岩手県陸前高田市です。
私が東京でのセミナーやイベントに参加している「草食投資隊」の夏の合宿ということで、いわて経済力向上委員会の方々がツアーを企画してくださいました。
そのツアーで陸前高田市への被災地訪問、三陸鉄道貸切列車への乗車することができました。

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【陸前高田市】
山道を抜けて到着した陸前高田市。
壊滅的被害を受けた沿岸部、川沿いのエリアは盛土をして開発し直しており、まるで埋立地のようになっています。
しかし、バスの中で見せてもらった写真、ネットに載っている画像を見ると、
震災前はきれいな砂浜や防砂林が広がり、海水浴場と多くの人の生活がそこにあったのです。
近くの山を切り崩し、そこから土砂を運ぶために敷設されたベルトコンベアー。
土砂を運ぶため、摩耗がひどく、再利用は不可能ということでした。

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今は、何もなく、バスを降りてそこに流れる空気に触れても、生命や人の流れというものが存在しません。
4年前まであった「生」が自然の脅威により突如断絶されたという現実がただ目の前に広がっているだけ。
復興をするために、盛土をし、全てを作り直している街は、
そこに多数の死が発生したことさえも消し去ってしまっているように感じました。
それくらいの「無」が目の前に広がっています。

また、同行した方の中に、親族を亡くした方がいらっしゃり、
若いご夫婦とまだ幼かった2人のお子さんたちの明るく幸せな未来が一瞬にして消し去られたというお話を伺うと、
私は言葉が見つかりませんでした。

【石巻市と陸前高田市の被害】
一方で、陸前高田に行く前に寄った石巻市と比較して、物理的被害の大きさと、命の被害の大きさというのは
決してイコールではない、教訓を活かして命の被害を止めたケースが有るということも知ることができました。
石巻市大川小学校の悲劇と、陸前高田市の中学校ではとにかく高台に避難して命が助かっているのです。
同じ日に、津波に襲われ、どちらもひどい被害を受けている。
しかし、その時の判断で、人的被害は全く異なる結果に。
判断一つで運命が変わってしまうということを考え、亡くなった方々のことやご遺族のお気持ちを考えると
あまりにも残酷で、涙が止まりませんでした。

【三陸鉄道からの美しい景色】
そして、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のモデルとなった三陸鉄道の貸切列車。
三陸鉄道から時折見える海はとても美しかったです。

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震災前から三陸地方で捕れるわかめが好きだったのですが津波でかなりの被害を受けました。
私は、2年間岩手県大船渡市末崎町の北浜わかめ組合虹の会の支援をしていました。
今では、「支援」は終わり、私たち支援者は購入する形での支援を継続するまでに復興しています。

今回の旅で、この震災を忘れないこと、二度と同じ悲劇を繰り返さないよう学習すること、
この震災で亡くなった人々の無念を晴らすために彼らが教えてくれたことを活かすことが
私達が今できることなのだと痛感しました。

被災された皆さんの心の傷はとても深いと感じました。
しかし、皆さんが助かった命だからこそ生きようと必死になっている姿はとても印象的で
また、東北地方を訪れようと思います。

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